シス体構造を維持した食品開発による特許
生の青魚の立体構造を保ったまま精製することに成功しました。

血管病予防に効果を有する食品組成物(特許第5186679号)

「冠攣縮性狭心症」は、未だに原因がよくわかっておらず、根本的な治療方法も解明されていない難病です。その悩みを、マンガでわかりやすく解説していきます。
冠攣縮性狭心症は、最悪の場合は命の危険にも繋がる疾患です。そのため、治療を途中で放棄するわけにもいかず、処方薬の飲み忘れなどにも注意を払って生活を送らなければなりません。狭心症の発作が起きてしまった時のためにニトログリセンの携帯も欠かすことはできず、もし忘れてしまったら、というプレッシャーものし掛かってきます。
そのほか、この疾患のために生じる生活上の制限やストレスなどについても考えてみましょう。
生命保険や住宅ローン加入に支障
冠攣縮性狭心症の診断を受けた方は、生命保険や住宅ローンの加入に支障が出るケースがあります。こういった持病があると、一般的な保険への加入は難しく、好条件の融資などが受けにくくなってしまいます。
これから新しく住宅を購入しようと考えている方にとっては切実な悩みです。
仕事・日常生活への悪影響
冠攣縮性狭心症は、症状が急にやってきます。そうすると仕事に集中できないことや、周りの同僚にも気を遣わせてしまいストレスも溜まってしまいます。仕事によっては薬を常時持ってあるくことができない職種もあるでしょう。また、仕事のお付き合いでのお酒の席で煙草やアルコールの悪影響も心配。お酒の席で症状が現れてしまって空気を悪くしてしまったら…など常に不安が付きまといます。
いつ起きるかわからない発作への不安
冠攣縮性狭心症は労作性狭心症とは違い、安静時にも起きやすいのが特徴。そのため、自宅でゆっくり寛いでいる時も、一日の終わりに床に就く時も、発作の不安が常に付きまといます。冠攣縮を抑える薬を飲んでいたとしても、絶対に発作が起きないという保証はありません。また、薬の飲み忘れに対する不安も、日常生活におけるストレス原因のひとつです。
病院で治療を受けても完治が見込めない
冠攣縮性狭心症は原因がはっきりわかっておらず、根本的な治療法が確立されていません。そのため、医師から処方されるのは発作を起きにくくする薬や、緊急時に飲む発作止めの薬くらいのもの。つまり、現代の医学では対症療法しか受けられず、根本的な改善は望めないというのが現状です。
これまで、冠攣縮性狭心症を引き起こす「血管の異常収縮」は原因不明とされてきました。ところが、近年行われた研究によってその謎が解明され、冠攣縮性狭心症治療の糸口が見付かったことをご存知でしょうか?
血管病研究の第一人者である小林 誠教授(山口大学)の研究チームは、血管の異常収縮を引き起こす原因分子が「SPC(細胞膜の成分から生成される脂質のひとつ)」という物質であることを突き止めたのです。この功績は世界的に有名な医学雑誌Circulation Researchに掲載され、日本のメディアでも大きく取り上げられました。
小林 誠教授の研究チームは何度も実験を繰り返し、SPCの作用を抑制する物質を発見しました。
それは私たちにとって身近な食品である、青魚に含まれるEPAだったのです。
動物の血管を使った実験では、SPCの注入によって収縮した血管に青魚のEPAをかけたところ、みるみるうちに正常な状態に戻っていったそうです。
生の青魚に含まれるEPAは、熱などの加工処理が加わることで構造体が変化してしまい、血管の異常収縮に対する効果が激減してしまいます。
つまり、毎日の食事から血管の異常収縮を抑制するEPAを摂取するには、継続的に生の青魚を摂取する必要があるのです。しかし必要量を毎日取り続けるのは想像以上に困難。
そこで、小林 誠教授はさらに研究を重ね、生の青魚と同じ構造体を保ったEPAを抽出することに成功しました。これが「小林式EPA」と名付けられ、血管収縮を抑制する成分として注目を集めています。
小林教授と研究チームはこの研究で「血管病予防に効果を有する食品組成物」としての特許を取得しています。
シス体構造を維持した食品開発による特許
生の青魚の立体構造を保ったまま精製することに成功しました。
血管病予防に効果を有する食品組成物(特許第5186679号)