胸の痛みが長く続く
- 放っておいて大丈夫?危険な病気の可能性も
- 「胸の痛みが長く続く」原因と考えられる病気や症状
- 「胸の痛みが長く続く」時には?診察できる首都圏の病院
- 病院で診察しても不安を感じる、症状が緩和したと思えないなら
放っておいて大丈夫?危険な病気の可能性も
1ヶ月以上前から咳が続いています。ずっとではなく、一度症状が緩和した時もあったのですが、最近またひどい咳が出ます。そのせいか胸や背中も痛みます。時々、微熱がある時もあります。こういう症状は去年もありましたが、その時は1ヶ月弱で治りました。3週間ほど前、内科外科の病院でレントゲン、CT、心電図をしてもらいましたが異常はなく、咳止めと鎮痛剤、胃薬だけもらってきました。肋間神経痛も疑ったんですが、その先生曰く、喘息などのよほどひどい咳でないと肋間神経痛にはならないそうで…。
引用元:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1275647347
2週間程前から咳が続いています。結構酷い咳で1週間ほど前から左の脇の下から肋骨に沿って胸の中央辺りまでひどい痛みが出るようになりました。最初咳のし過ぎで疲労骨折でもしたのかと思い病院へ行きました。直ぐにレントゲンを取りましたが、骨折でも肺炎でもありませんでした。今、その医者に出された薬を飲んでいますが全く症状に変化がありません。
引用元:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10108669160
「胸の痛みが長く続く」原因と考えられる病気や症状
胸の痛みが長く続いている場合、実は重大な疾患が隠れている可能性も否定できません。そこで、胸の痛みを感じる場合に考えられる病気や原因についてご紹介していきます。
狭心症・心筋梗塞
胸の痛みが続いている場合にまず考えられるのが、狭心症や心筋梗塞といった「虚血性心疾患」です。
症状
狭心症は、動脈硬化や冠動脈の痙攣が原因で心臓の血液が流れにくくなっている状態。一般的には階段を上がったときや走ったときなど、心臓に負担がかかったときに起こりやすいものと考えられていますが、安静時に症状が出る場合もあります。発症すると、心臓の酸素不足が原因で胸の痛みや動悸が起きます。
一方、心筋梗塞は冠動脈に血栓ができ、血流が完全に止まってしまっている状態。急激に痛みが発生するのが特徴で、命の危険を伴うため、早急に医療機関を受診する必要があります。原因
狭心症や心筋梗塞の原因として挙げられるのが、動脈硬化です。また、心筋梗塞は疲労や暴飲暴食、天候の変化などにより引き起こされることもあります。
なりやすい人の傾向
動脈硬化の危険因子を持つ人は虚血性心疾患を発症するリスクが高いといえます。血縁者に心筋梗塞や狭心症を発症したことがある場合、特に注意する必要があると言えるでしょう。
また、喫煙の習慣がある人、運動不足の人も心筋梗塞にかかりやすい傾向があります。治療法
狭心症を発症した場合には、ニトログリセリンの舌下錠やスプレーが処方されます。発作時に舌下錠を口に含む、またはスプレーを口腔内に噴射することで症状を改善させます。また、再発予防のためにカルシウム拮抗薬や硝酸薬を服用するといった薬物治療が基本となります。
一方、心筋梗塞の場合には一刻も早い治療が必要。冠動脈の詰まりを取り去り、再び開通させることが最優先です。発症から6時間までであれば血栓を溶かす薬を使用することも可能ですが、冠動脈形成術によって詰まってしまった血管を開通させる治療を行うこともあります。予防法
狭心症・心筋梗塞の予防のためには、禁煙や塩分・糖分・脂肪分の摂取量に注意する、適度な運動を取り入れるなど、生活習慣や食事習慣を見直すことが必要です。また、ストレスを溜めてしまうのも良くないので、ストレスを避ける、またストレスをうまく解消するといった工夫も必要でしょう。
その上で、もし胸に強い痛みを感じることがあったら、すぐに病院に行くことが大切です。
心膜炎
心膜炎は、心臓を包んでいる「心膜」にウイルスや細菌が感染して起こると考えられている疾患です。
症状
心膜に炎症を引き起こすと、多くの場合は左胸に強い痛みを感じます。深呼吸や咳をするとさらに強い痛みが発生し、座ったり前かがみになったりすると痛みが軽減するのが特徴です。
原因
心膜炎の原因にはさまざまなものがあります。急性心膜炎の場合は外傷、甲状腺機能低下症、薬物の影響などがありますが、最も多いのは感染によるもの。ほとんどの場合はウイルスによって発症します。慢性心膜炎は、急性心膜炎が完治せずに移行する場合のほか、腫瘍、心臓手術を原因として発症するケースが多く見られます。
なりやすい人の傾向
心膜炎は、原因となる疾患を抱えている人が発症しやすいと言えます。例えばがんや心臓疾患、関節リウマチ、リウマチ熱などです。
治療法
心膜炎を発症した場合、安静が必要なことと、合併症を起こさないために入院治療が必要です。発症した原因によって治療方法が変わりますが、ウイルスを原因とする場合には鎮痛薬や抗炎症薬を使うことによって症状を抑えます。また、細菌性の場合は抗生剤を使用し、腫瘍が原因の場合は腫瘍に対する治療が必要になります。
このように、診察や検査を受け、何が原因なのかを調べることが治療の第ステップと言えます。予防法
急性心膜炎の多くはウイルスが原因となっていることからも、まずはうがいや手洗いなど、一般的な感染予防を行うことが重要です。他の原因(腫瘍や甲状腺機能低下症など)に対しては、かかりつけ医などに相談しながら適切な方法で予防に努める必要があります。
心臓神経症
心臓などに原因がないのに胸の痛みを生じる場合は、心臓神経症と呼ばれる症状の可能性もあります。
症状
心臓神経症の特徴は、安静時にチクチクとした痛みが起こり、胸を押すと痛みが増すということ。胸の痛みの他に、動機や息切れ、呼吸困難といった症状が出ることもあります。
原因
心臓神経症の原因としては、ストレスや心臓病に対する大きな不安や、心の悩みなどが考えられます。実際には心臓の疾患はないため、検査をしても何も異常は見つからないことから、心臓の疾患というよりも「心の病気」と言えるのではないでしょうか。
なりやすい人の傾向
心臓の疾患に対して強い不安を持っている人が発症しやすい傾向があります。例えば身近に心臓病でなくなった人がいることなどがきっかけになることもあるようです。
治療法
心臓そのものには異常はないため、まずはどうして痛みが生じているのかを医師が説明し、患者自身がしっかりと理解する必要があります。そして、その症状を引き起こしている原因を突き止め、アドバイスを聞くこと。あまりにも不安が強い場合には精神安定剤を用いたり、痛みが続く場合には循環器内科と心療内科などが連携して治療を行ったりするケースもあります。
予防法
あまり心臓疾患などに対して不安を持たないことが重要です。なるべくストレスを感じないように気持ちを切り替えたり、ストレスを解消できるよう日々の生活の中で工夫したりするように心がけましょう。
胸膜炎・膿胸
細菌などによる感染症が原因の胸膜炎・膿胸を発症した場合も、胸の痛みを生じることがあります。胸腔内に炎症が起きることで胸水貯留が起こっている状態が胸膜炎で、そのうち膿性の胸水が溜まっている状態を膿胸と呼びます。
症状
発熱や悪寒を伴い、鋭い痛みを感じるのが特徴ですが、中には痛みが鈍いケースもあります。また、胸水が大量に溜まってしまうことによって呼吸困難を生じるケースもあります。
原因
感染を原因とするものとしては、肺炎に付随するもので、病原体についてはウイルスやマイコプラズマ、細菌などが挙げられます。また、悪性腫瘍を原因とするものもあり、胸膜までがんが浸潤することによって発症します。その他、結核や膠原病、消化器疾患など多くの疾患が胸膜炎・膿胸に関与しています。
なりやすい人の傾向
最初から胸膜炎を発症するということはほとんどないため、胸膜炎につながる可能性がある疾患(肺炎やがん、結核など)に罹患している人はリスクが高いと言えるでしょう。
治療法
発症した原因によって治療法が異なります。例えば肺炎に随伴する細菌感染によるものであれば、排液するために胸腔内にチューブを挿入して処置を行います。膿胸の症状があり、急性期であればチューブによって排液を行いますが、時間が経過している場合には胸腔鏡下での手術を行うこともあります。
また、結核性の胸膜炎の場合には抗結核薬を使用することで治療を行い、チューブを使用した排液は行わないことが多いです。原因によって適切な対処法が異なるため、まずは原因をはっきりさせることが重要です。予防法
免疫を低下させてしまう喫煙や過度の飲酒などが危険因子となるため、このような習慣がある場合には見直しましょう。また、糖尿病や悪性腫瘍がある場合には、病気をコントロールすることが重要なので、専門医のもとで適切な治療を受ける必要があります。
逆流性食道炎
暴飲暴食や加齢、肥満などが原因の逆流性食道炎によって食道に炎症が起こる疾患です。
症状
逆流性食道炎を発症した場合には、胸を締め付けられるような痛みが発生します。そのほか、食後に胸焼けが起こったり、喉や胸のつかえを感じる場合もあります。
原因
逆流性食道炎は、胃の切除手術を受けた経験がある人に多く見られる疾患ですが、肥満傾向がある人や背中が丸くなっている高齢者などにも多く見られます。また、便秘によって腹圧が高まっている時にも起こることがあります。
なりやすい人の傾向
以前は高齢者に多い傾向がありましたが、現在は若年層にも増えてきています。いずれにせよ、胃の手術経験がある人や、肥満傾向のある人は注意が必要です。
治療法
逆流性食道炎の治療に関しては、薬物療法、手術療法、生活習慣の改善が選択肢として挙げられますが、基本的には薬物治療が中心となります。飲み薬を使うことで胃酸の分泌を抑えたり、食道の運動機能を改善したりすることで症状の改善を目指します。
薬物療法を行っても効果が見られない場合には、外科的手術が選択される場合もありますが、ケースとしては多くありません。予防法
日常生活でできる予防としては、脂肪分が多い食事を控える、胃の刺激が少ないものを食べる、腹八分目で食事を終えるといったことが考えられます。そのほか、腹圧が高くならないようにベルトを締めすぎない、肥満にならないように注意するといった対策もあります。
肺炎
風邪とよく似た症状が起こる肺炎ですが、命に関わることもある感染症です。
症状
発熱や咳、痰などの症状を伴う肺炎でも、胸の鋭い痛みを感じることがあります。風邪の症状と間違えられやすいのですが、症状が長引き、風邪よりも症状が重いのが特徴です。
原因
肺炎の原因のほとんどは細菌によるものです。風邪が長引いていると思っていたら実は肺炎だったというケースもあります。さらに、高齢者の場合には免疫力が低下していることが多く、肺炎の典型的な症状が出にくい場合もあるため、いつもと違うと感じた場合には医療機関を受診することが大切です。
なりやすい人の傾向
肺炎に感染しやすいのは、高齢であったり、何らかの疾患に罹患していたりといった理由で免疫力が低下していることが多い傾向があります。
治療法
細菌や他の病原体を原因とする肺炎の場合には、抗菌薬が用いられます。この時、病原体の種類によって使用する薬が異なるため、各種検査を行い、どの病原体が原因となっているのかを判別することが先決です。
ただし、検査を行っても病原体が特定できない場合には、診察や検査の結果から病原体を予測して抗菌薬を選択することになりますが、症状が良くならない場合には予測とは異なる病原体が原因となっている可能性があるため、医師に再度相談する必要があります。予防法
肺炎の原因となる肺炎球菌に対しては予防ワクチンの接種が有効です。また、飛沫感染や接触感染を防ぐために、手洗いやうがい、外出時のマスクなども予防に繋がります。
肋間神経痛
肋間神経痛は、体のどちらかの肋骨に沿って激しい痛みを感じるものです。
症状
肋間神経痛には、あばらの骨の間を通る「肋間神経」と呼ばれる神経が関わっています。この肋間神経が体を動かしたときなどに圧迫・刺激されることで胸や背中に痛みを感じます。
原因
肋間神経痛が起こる原因としてはさまざまなものが考えられています。例えば体の歪みや椎間板ヘルニア、骨粗しょう症が原因になることもありますが、原因が特定できないケースも多くあります。ただし、高齢者における肋間神経痛の場合はがんなどの疾患が関わっている可能性もあるので、医療機関を受診し、検査を受けることが必要です。
なりやすい人の傾向
中年以降の女性に肋間神経痛が多く見られる傾向があります。これは、閉経後にエストロゲンの分泌が減り、骨粗しょう症が起こりやすくなるためです。また、免疫が低下している人やストレス・疲れをためやすい人が肋間神経痛になりやすいと言われています。
治療法
薬を使って痛みを緩和することになります。この際に使用されるのは解熱鎮痛薬や非ステロイド抗炎症薬が使用されます。他にも、神経ブロックや鍼灸療法が選択される場合もあります。
予防法
肋間神経痛は、体の歪みがあると起こりやすいと言われているため、無意識に猫背になっている人は注意が必要です。日ごろから正しい姿勢を保って、胸や背中に負荷をかけない意識を持ちましょう。
自然気胸
自然気胸とは、肺にある肺胞の間に溜まった空気の袋が破裂し、肺が急速に縮む疾患です。
症状
多くの場合は片方の肺だけに起こりますが、激しい胸の痛みや咳を伴います。稀に両方の肺に同時に起こるケースがあり、呼吸不全で死に至ることもあるため、早急に治療する必要があります。
原因
自然気胸の原因として、喫煙の習慣が挙げられます。タバコの煙を吸い込むことによって肺の組織が壊れ、胸膜がもろくなることで自然気胸を発症します。喫煙の習慣のほかにも、疲労やストレス、睡眠不足や気候の変化などが原因となることもあります。
なりやすい人の傾向
自然気胸は20歳代で痩せ型・長身の男性に多く見られます。また60歳代でも多く発症しますが、この場合は喫煙習慣があり、栄養状態が悪い人に多い傾向があります。栄養状態が悪い場合には、治療を行ってもなかなか回復しないケースが多いと言われています。
治療法
軽度の自然気胸の場合は、外来通院で経過観察を行います。ただし、中程度以上の場合には、ドレーンと呼ばれる管を使用して、たまった空気を外に出す胸腔ドレナージでの治療が必要となります。また、再発を防ぎぐために手術を選択する場合もあります。
予防法
自然気胸を予防するためには、まず喫煙の習慣がある人は禁煙すること。さらにストレスや疲れを溜めないことも大切です。
「胸の痛みが長く続く」時には?診察できる首都圏の病院
ニューハート・ワタナベ国際病院
電話番号:03-3311-1119
住所:東京都杉並区浜田山3丁目19-11
おおたかの森病院
電話番号:04-7141-1117
住所:千葉県柏市豊四季113
大崎病院東京ハートセンター
電話番号:03-5789-8100
住所:東京都品川区北品川5丁目4-12
榊原記念病院
電話番号:042‑314‑3111
住所:東京都府中市朝日町3‑16‑1
東邦大学医療センター大橋病院
電話番号:03-3468-1251
住所:東京都目黒区大橋2丁目22-36
大和成和病院
電話番号:046-278-3911
住所:神奈川県大和市南林間9丁目8-2
神奈川県立こども医療センター
電話番号:045-711-2351
住所:神奈川県横浜市南区六ツ川2丁目138-4
病院で診察しても不安を感じる、症状が緩和したと思えないなら
処方された薬を飲んでも症状が改善しない、症状は弱まったものの完全に治っていないというケースも少なくありません。
この場合、もしかしたら突然死の大きな要因「血管の異常収縮」が起きているのかもしれません。
突然死の原因の8割近くをしめる血管病。その血管病の主な原因が「血管の異常収縮」と言われています。
血管の異常収縮はなんの前触れもなく突然発症します。脳や心臓など生命維持に直接関係する場所で血管の異常収縮が起きてしまうと、「突然死」につながります。
血管の異常収縮はどのようにして起こるのでしょう?どうすれば防げるのでしょう? そのメカニズム、予防や治療について、特効薬の開発者・山口大学小林教授監修のもと、わかりやすく解説しています。
参考文献
[1] 国立循環器病研究センター 循環器病情報サービス 「胸の痛み…生命に危険な場合」
[4] 公益社団法人 松阪地区医師会 「「むねが痛い!」と感じたら」



