CRPに異常はないが胸が痛い
- 放っておいて大丈夫?危険な病気の可能性も
- 「CRPに異常はないが胸が痛い」原因と考えられる病気や症状
- 「CRPに異常はないが胸が痛い」時には?診察できる首都圏の病院
- 病院で診察しても不安を感じる、症状が緩和したと思えないなら
放っておいて大丈夫?危険な病気の可能性も
胸が痛いです。一年前に胸が急に痛くなり、近くの病院で診察を受けに行くと不整脈が見つかり、24時間ホルター心電図と普通の心電図検査をして、心臓エコーも見てもらい血液検査もしました。結果は異常なしだったのですが未だに胸が痛くて、ガンなんじゃないかと不安に襲われていて、大きな病院を受診しようかと思っていますが何科を受診すれば良いのでしょうか?それと文章だけではわかりにくいでしょうが、何の病気が考えられるでしょうか。痛みは急に襲ってきて数秒で収まります。背中やわきの下が痛くなることもあります。
朝方、胸骨あたりの胸と、その裏の背中が締め付けられるように痛くなり、痛みで目が覚めました。そのあと、なかなか痛みがおさまらず、2時間ほどでやっと痛みはおさまりました。次の日に心配で内科で見てもらったのですが、尿検査、血液検査、胸部レントゲンを撮ってもらいましたが異常なしでした。先生は膵臓が心配ということで、その日は腹部エコーを予約して帰り、今日、腹部エコーの検査を受けたのですが、それも異常なしとのことでした。
「CRPに異常はないが胸が痛い」原因と考えられる病気や症状
「CRP」とは、体内に炎症が起きたり、組織の一部が壊れたりした場合に異常として現れるものです。通常は、血液の中にはごくわずかしか見られないため、炎症の有無を判断する指標として多く用いられる検査となっています。
ちなみに、通常は0.3〜0.4mg/dLがCRPの正常上限。例えば肺炎を発症した場合には3〜5mg/dLの値を示します。重症の肺炎を発症した場合には、10〜20mg/dLといったように、高い数値となるケースもあります。
CRPの数値が高ければ高いほど炎症が強い、または細胞が破壊されていることを示しています。そのため、疾患を特定することはできないものの、重症度や経過を確認するためには有効なものです。このようにCRPの値が高い場合は炎症がある、と判断できますが、逆にCRPの値が極端に低い場合には、冠動脈疾患のリスクが上がると考えられています。
検査を行った結果、CRPに異常がないという場合は体内に炎症はないと判断できますが、CRPに異常がないのに胸の痛みを感じる場合には、下記の病気が考えられます。
狭心症
胸の痛みの症状が出る疾患として代表的なもののひとつに狭心症が挙げられます。狭心症は冠動脈の機能的な収縮により起こる場合がありますが、この場合は心筋の壊死が起こらないためにCRPの値は上がりません。そのため、CRP値が正常であっても胸が痛い場合には、狭心症の症状が起こっている可能性があります。
狭心症はその原因により2つに分けられます。まずひとつめは「労作性狭心症」と呼ばれるもの。階段を上ったり、運動した際に発症します。これは、体の動きに合わせて心臓から体内に血液を多く送り出す必要があり、心筋の働きが増加するため。この時に冠動脈に狭窄がある場合、心筋へ血液が十分に送れなくなります。
もうひとつの狭心症は、「冠攣縮性狭心症」と呼ばれるもの。就寝中(特に明け方)に、胸が押さえつけられるような痛みがあることが特徴。安静状態の時に起こるため、安静時狭心症とも呼ばれます。これは、冠動脈が一時的に痙攣を起こすことによって収縮し、血液の流れが一次的に途絶えるために起こります。
狭心症は、心筋に血液を送ることができなくなるために「虚血性心疾患」と呼ばれます。虚血性心疾患の中には心筋への血液の供給が完全にストップする心筋梗塞も含まれますが、心筋梗塞の場合は心筋の壊死が起こっているため、CRPの値は上昇します。このことから、CRPに異常が見られない場合には、心筋梗塞が起こっているとは考えられません。ただし、これまでCRPの値が低かった人が急激にCRPの値が上昇した場合には、心筋梗塞になりやすい不安定心筋症になっている可能性があるため、十分に注意する必要があります。
心臓神経症
CRPを含むさまざまな検査を行った結果、異常は見当たらないにも関わらず、胸の痛みがあるものを心臓神経症と呼んでいます。例えば過労や精神的ストレスを感じることが原因になったり、心疾患に対して大きな不安を抱えていたり、心の悩みが原因で起こると考えられているものです。特徴としては、安静にしているときに心臓部にズキズキとした痛みが起こることや、胸を手などでおさえると、より痛みが増すということが挙げられます。
また、心臓神経症は、胸の痛みとともに、息切れやめまい、動悸、呼吸困難などの症状を伴うことが知られています。
「CRPに異常はないが胸が痛い」時には?診察できる首都圏の病院
CRPに異常はない場合でも狭心症などの可能性が否定できないため、まずは循環器内科に足を運んで検査を受けることをおすすめします。心疾患が見つからなければ、ほかの原因を探っていくことになります。
東京都立広尾病院
電話番号:03-3444-1181
住所:東京都渋谷区恵比寿2-34-10
心臓血管研究所付属病院
電話番号:03-3408-2151
住所:東京都港区西麻布3-2-19
東京都立墨東病院
電話番号:03-3633-6151
住所:東京都墨田区江東橋4-23-15
帝京大学医学部附属病院
電話番号:03-3964-1211
住所:東京都板橋区加賀2-11-1
東京警察病院
電話番号:03-5343-5611
住所:東京都中野区中野4-22-1
東京都健康長寿医療センター
電話番号:03-3964-1141
住所:東京都板橋区栄町35-2
公立昭和病院
電話番号:0424-61-0052
住所:東京都小平市花小金井8-1-1
三井記念病院
電話番号:03-3862-9111
住所:東京都千代田区神田和泉町1
病院で診察しても不安を感じる、症状が緩和したと思えないなら
処方された薬を飲んでも症状が改善しない、症状は弱まったものの完全に治っていないというケースも少なくありません。
この場合、もしかしたら突然死の大きな要因「血管の異常収縮」が起きているのかもしれません。
突然死の原因の8割近くをしめる血管病。その血管病の主な原因が「血管の異常収縮」と言われています。
血管の異常収縮はなんの前触れもなく突然発症します。脳や心臓など生命維持に直接関係する場所で血管の異常収縮が起きてしまうと、「突然死」につながります。
血管の異常収縮はどのようにして起こるのでしょう?どうすれば防げるのでしょう? そのメカニズム、予防や治療について、特効薬の開発者・山口大学小林教授監修のもと、わかりやすく解説しています。
参考文献
[2] 日本衛生検査所協会 検査と病気の関係 検査項目と疾患 CRP
[4] 冠攣縮性狭心症における病態の活動性と血清C反応性蛋白値に関する検討(pdf)
[5] 日本心臓財団 メディアワークショップ 「心筋梗塞は予知できるか」



