動悸があるのに異常無しと言われた
- 放っておいて大丈夫?危険な病気の可能性も
- 「動悸があるのに異常無しと言われた」原因と考えられる病気や症状
- 「動悸があるのに異常無しと言われた」時には?診察できる首都圏の病院
- 病院で診察しても不安を感じる、症状が緩和したと思えないなら
放っておいて大丈夫?危険な病気の可能性も
いきなり息が苦しくなって、はげしく動悸した。全身から力が抜けて起き上がれなくなった。夜半だったので、救急車をお願いし、病院を受診したが、心電図、血液、頭部CT検査で異常なしといわれた。このまま死んでしまうかと思うくらい、苦しく、恐怖感でいっぱいだった。どういう病気なのか、対処の方法を知りたい。何科で相談したらよいのか。心を病んでいるとは思っていない。
心筋梗塞のため、1年前、ステントを挿入・治療した。心筋梗塞で入院したころから突然に、めまい、背中の張り、倦怠感、手足の発汗などが起こるようになった。整形外科、神経内科、耳鼻科などを受診したが、原因がわからず、たらいまわしの状態である。心筋梗塞後には起こることがある症状なのだろうか。
「動悸があるのに異常無しと言われた」原因と考えられる病気や症状
実際に動悸を感じているのに、心電図をとっても異常は見られない、循環器内科に行っても特に心配ないと言われるなど、なぜ動悸が起こっているのかがなかなかわからない場合もあります。もちろん心臓疾患が原因となっている場合もありますが、動悸が起こる病気としてはさまざまなものが考えられます。
不整脈
動悸がするけれども、例えば健康診断での心電図では異常が見つからない場合には、不整脈の中でも最も多いと言われている「期外収縮」という症状の場合もあります。これは、30代を迎えた頃からよく見られるようになる症状です。原因は睡眠不足や精神的なストレス、疲労などが考えられ、症状としては、動悸や脈が飛ぶ感覚、喉や胸の不快感などが多く見られます。
病気と直接関係していることはあまりありませんが、危険な状態に移行する可能性もゼロとは言い切れません。そのため、一度は専門の医療機関でしっかりと検査をしてみることをおすすめします。
弁膜症
心電図で見つけにくい病気の一つに「弁膜症」が挙げられます。心臓の弁の動きが悪くなっているもので、かなり進行した状態でないと心電図の波形は変化してこないことがほとんどです。弁膜症の症状としては動悸や息切れが代表的なものですが、胸の痛みを伴うケースもあります。自然に治るものではないため、医療機関での治療が必要になります。
自律神経失調症
自律神経失調症とは、強いストレスを受けたり不規則な生活を送ったりしているうちに自律神経のバランスが乱れてしまうことで起こる、体のさまざまな不調を指します。人によってさまざまな症状が出ますが、動悸も自律神経失調症における代表的な症状と言われています。そのほか、暑くないのに汗が出たり、頭痛がしたり、常にめまいがしたり。中には不安を常に感じたり、沈んだ気分が続くなど、精神的な影響が出てくる場合もあります。
自律神経のバランスが崩れてしまった場合、生活習慣を整えることが有効に働くことも。仕事帰りに寄り道をしたり、軽い運動をしたり、適度に気分転換するのもおすすめ。ゆっくりお風呂に入るのも良いでしょう。自分に合った方法でリラックスできるように心がけるようにしてください。
パニック障害
これまで普通に生活していたにも関わらず、突然動悸や息切れ、めまい、呼吸困難などの症状が起こり、何度も発作を繰り返すのがパニック障害と呼ばれる症状です。発作は突然起こりますが、30分から1時間で収まる場合がほとんど。しかし、発作は非常に苦しいもので、「このまま死んでしまうのではないか」と不安な気持ちに襲われるケースも少なくありません。また、突然発作が起こるために外出をためらってしまい、日常生活に支障が出てしまう場合もあります。そんな時は一人でどうにかしようとせず、専門の医療機関での治療を受けることが大切です。
貧血
動悸や息切れ、疲れやすいといった症状が出ている時には、貧血が原因となっている場合もあります。動悸を感じて医療機関で心臓の検査をしても異常がないと言われる場合には、貧血による動悸が起こっている可能性も考えられるのです。女性の場合は特に、初経から閉経までの期間のうち、約1割が鉄欠乏性貧血と言われる状態であるとされています。さらに月経過多の場合もあるため、特に女性は気をつけなければいけません。
また、貧血のかげに大きな病気が隠れている場合もあります。例えば消化器系のがん(大腸がん、胃がん、食道がんなど)によって貧血が引き起こされる場合もありますので、女性だけではなく男性も貧血だからと言って甘く見ないことが大切です。
「動悸があるのに異常無しと言われた」時には?診察できる首都圏の病院
ひどい動悸がある場合には、まずは一度心臓疾患がないかどうか調べるために、循環器内科でしっかりと検査をしてもらいましょう。心臓が原因でない場合は、ほかの病気が原因となっている可能性も考えられます。例えば自律神経失調症やパニック障害の疑いがある場合は、心療内科などを受診することになるでしょう。
東京医科大学八王子医療センター
電話番号:042-665-5611
住所:東京都八王子市館町1163
武蔵野赤十字病院
電話番号:0422-32-3111
住所:東京都武蔵野市境南町1-26-1
東京慈恵会医科大学附属病院
電話番号:03-3433-1111
住所:東京都港区西新橋3-19-18
東京医科歯科大学医学部附属病院
電話番号:03-3813-6111
住所:東京都文京区湯島1-5-45
東京共済病院
電話番号:03-3712-3151
住所:東京都目黒区中目黒2-3-8
聖路加国際病院
電話番号:03-3541-5151
住所:東京都中央区明石町9-1
病院で診察しても不安を感じる、症状が緩和したと思えないなら
処方された薬を飲んでも症状が改善しない、症状は弱まったものの完全に治っていないというケースも少なくありません。
この場合、もしかしたら突然死の大きな要因「血管の異常収縮」が起きているのかもしれません。
突然死の原因の8割近くをしめる血管病。その血管病の主な原因が「血管の異常収縮」と言われています。
血管の異常収縮はなんの前触れもなく突然発症します。脳や心臓など生命維持に直接関係する場所で血管の異常収縮が起きてしまうと、「突然死」につながります。
血管の異常収縮はどのようにして起こるのでしょう?どうすれば防げるのでしょう? そのメカニズム、予防や治療について、特効薬の開発者・山口大学小林教授監修のもと、わかりやすく解説しています。
参考文献
[1] NIKKEI STYLE 「長く続く不安や不調 それは自律神経失調症かも」
[3] こころのひだまり パニック障害情報サイト「パニック障害かな?と思ったら」
[4] 新百合ヶ丘総合病院 医療コラム「心電図検査で見つかる病気と見つからない病気」



