脈が乱れていると感じる
脈の乱れは不整脈が原因かも
心拍数は1分間あたり60~90回が平均だと言われていますが、運動もしていないのに急に200回以上まで上がってしまったり、極端に回数を減らし止まってしまうことまであり、「激しい動悸」と「空打ちするような動悸」という表現が使われます。
不整脈とはこのように、脈の打ち方が異常に早くなったり遅くなったりすることを意味します。
脈は、心臓から流れている血液の振動が血管に伝わることで認識できるため、心臓から流れる血液のリズムが崩れると、脈が乱れてしまいます。
原因としては、心臓を動かす電気系統の異常によるものが多いと考えられます。1日約10万回ほどの鼓動を繰り返す心臓。加齢やストレスなどが要因で電気系統が故障してしまうと、不整脈が起こりやすくなります。
不整脈がひどくなると、横になっているときや夜中にも起こるので、重病なのでは?という不安に襲われる方も。心筋梗塞や狭心症などの心臓の病気を懸念してしまいますが、別のものである可能性が高いと言えるでしょう。
脈が乱れていると感じる原因となる不整脈の種類とその他の病気や症状
脈のペースが正常ではない状態を、全体的に「不整脈」と表します。40代以降になると、1日に1~2回ほど脈が飛ぶことが平均的に起きるというデータも。この項目では、すぐに受診をするべき不整脈を分かりやすく説明してきます。
あまり心配のない不整脈
年齢が中年期以降で、たまに脈が安定しない自覚症状のある人。「若い頃よりも、息が上がりやすくなった」などは、心配ありません。
上室期外収縮・心室期外収縮・徐脈性不整脈・発作性上室頻拍などは生命に影響のない不整脈と言われております。年に一回は健康診断を受ける習慣を持ち、その際には医師へ脈の状態について確認をしてもらうようにしましょう。
危険な不整脈
「特に動いている訳でもないのに、ふっと意識が遠くなる」「いきなり失神する」のは、危険な不整脈が起きている状態です。
この時には、心臓が一時的に止まっている・異常にペースの早い頻脈が起きている可能性があります。
心房細動
正常であれば1分間で60回から100回程度である心拍が、1分間で300回にまで不規則なペースで増えます。
「どきどきする」「胸が苦しい」「息がきれやすい」などの自覚症状があり、日本ではまだ診断されていない人も含めると70万人以上の患者がいると考えられています。
心房細動が起きると血流が滞り血栓ができやすくなるため、その血栓が脳の血管に詰まってしまうと脳梗塞を引き起こします。
脳梗塞が起きる原因のうち全体の15%は、心房細動による血栓が原因だと判明しています。そのほかにも心不全や肺うっ血の要因ともなりますので、注意が必要です。
心房粗動
心房細動と同じように、心拍数が上昇しすることで動悸が発生する病気です。
心房のなかに何らかの原因で傷ができ、それが原因で電気信号がぐるぐると回ってしまって不整脈を引き起こします。
心房粗動は心房細動と同様に、脳梗塞の発症率を高める原因になります。また、心拍数が速い状態が続くことで、心不全に至るケースもあります。治療では主に抗不整脈薬が使われます。
これらの症状がある場合には一時的なものと見過ごさずに、必ず病院を受診するようにしてください。
「脈が乱れている」と感じたら診察できる首都圏の病院
朝から動悸がする場合、心臓の専門外来や循環器科があり、精密な検査が受けられる病院での受診が安心です。首都圏で受けられる代表的な病院をご紹介します。
順天堂大学医学部附属順天堂医院心臓血管外科
電話番号:03-3813-3111
住所:東京都文京区本郷3-1-3
公益財団法人日本心臓血圧研究振興会附属榊原記念病院
電話番号:042‑314‑3111
住所:東京都府中市朝日町3‑16‑1
東京ハートリズムクリニック
電話番号:03-6371-0700
住所:東京都世⽥谷区粕谷3丁目20-1
AIC八重洲クリニック循環器内科専門外来
電話番号:03-6202-3375
住所:東京都中央区日本橋2-1-18 AIC八重洲クリニックビル
葉山ハートセンター
電話番号:046-875-1717
住所:神奈川県三浦郡葉山町下山口1898-1
昭和大学江東豊洲病院循環器センター心臓血管外科
電話番号:03-6204-6000
住所:東京都江東区豊洲5-1-38
血管病は、発症した場合は知名度よりもスピード。少しでも早く近場の病院に行き、1分でも早く処置を受けることが重要です!
病院で診察を受けてもまだ不安、心配なら
処方された薬を飲んでも症状が改善しない、症状は弱まったものの完全に治っていないというケースも少なくありません。
この場合、もしかしたら突然死の大きな要因「血管の異常収縮」が起きているのかもしれません。
突然死の原因の8割近くをしめる血管病。その血管病の主な原因が「血管の異常収縮」と言われています。
血管の異常収縮はなんの前触れもなく突然発症します。脳や心臓など生命維持に直接関係する場所で血管の異常収縮が起きてしまうと、「突然死」につながります。
血管の異常収縮はどのようにして起こるのでしょう?どうすれば防げるのでしょう?そのメカニズム、予防や治療について、特効薬の開発者・山口大学小林教授監修のもと、わかりやすく解説しています。
参考文献
不整脈薬物治療に関するガイドライン(2009年改訂版)[pdf]
心房細動治療(薬物)ガイドライン(2013年改訂版)[pdf]
高血圧治療ガイドライン/日本高血圧学会(2014年改訂版)[pdf]



